コンシーラーテクニック「美肌作りのマストアイテム」
メイク好きなら一度は使ったことがあるであろうコンシーラーですが、シミを上手に隠せなかったり、厚塗りになってしまったりと使いこなせていない人が多いようです。
しかし、コンシーラーはメイクアップアーティストも活用するほど、キレイな肌を作るための重要なアイテム。
コンシーラーでトラブルをカバーすれば、ファンデーションなしで仕上げられるケースも多いそうです。
特に目のキワや小鼻などのファンデーションが伸びにくい細部は、コンシーラーが活躍します。
コツを押さえて、グンと美肌に近づくプロのテクニックを手にいれましょう。
【コンシーラーの役割】
■顔の色ムラをカバーする
肌がくすんでいると疲れ顔に見られがちですが、コンシーラーを使えば色ムラも均一に整えることができます。
小鼻の赤みや目元のクマなど、顔のあらゆる暗い部分をカバーし、パーフェクトな肌色に整えてくれます。
■顔の凹凸をコントロールする
へこんで影になっている部分をリフトアップしたように見せる効果があります。
ハイライトの役割も果たしてくれるので目の下のたるみやほうれい線など、老け顔の原因になる部分に使うのもオススメ。
【パーツごとの使い方】
■目元
目の下から逆三角に薄くコンシーラーをのせます。広い範囲にのせて、ふっくらと明るく見せてから目のキワだけをピンポイントでカバーするのがコツ。
塗った部分から広げるように、指の腹で優しく叩いてのばしていきましょう。
先に広い範囲を明るくすることでクマのカバーに使うコンシーラーの量が減るのでナチュラルに仕上がります。
動きの多い目尻は、くすみやすいのでコンシーラーをフデにとり目尻の外側にのせ、指の腹で目尻を囲むように叩きのばして。
毎日のアイメイクによって思っている以上にまぶたはくすんでいるので、念入りに叩き込んでなじませるのがポイント。
最後は目頭をくの字で囲むように目頭ギリギリにコンシーラーをのせて、薄くのばしながら叩き込むと目のクマがしっかりカバーできます。
■小鼻
小鼻の赤みはファンデーションで隠そうとすると厚塗りになり、化粧崩れの原因になります。
少量のコンシーラーで上手にカバーしましょう。フデにコンシーラーをとり、小鼻のふくらみの溝に沿うように少量のせ、乾かないうちに素早く指の腹で叩き込みます。
広げすぎないように同じ場所でしっかり叩き込むのがポイント。
赤みがなくなると顔全体がすっきりとした印象になります。
■鼻すじ
コンシーラーをTゾーンの中央に多めにのせて、指の腹でボカしていきます。
鼻すじのいちばん低いところが高く見え、すっと鼻すじの通ったメリハリのある顔立ちを作ることができます。
■ほうれい線
ほうれい線に沿ってコンシーラーをのせるとかえって線が目立ったり、顔のラインが下がって見えてしまいます。
小鼻を始点にして短い放射状にのせ、指の腹で上下に広げるようにのばしていきましょう。
ほうれい線は明るい色のコンシーラーを使い、立体感を作ると、ふっくらとしたハリのある印象になります。
■口元
ポイントは下側の口角の延長線上に少しはみでるまでにコンシーラーをのせること。
自然に口角が上がって見え、明るい表情になります。よく動く口元のキワもくすみやすいので、きちんとカバーすることが大切です。
どんなメイクも色ムラやトラブルをしっかりカバーしてある肌ならキレイに仕上がります。
コンシーラーを使って丁寧にベースを作るところから始めましょう。コツはのせる位置となじませ方で、難しいテクニックは一切必要ありません。
ファンデーション前のひと手間で仕上がりが大きく変わるので、この機会にコンシーラーを活用しましょう。