メイクのプロが教えるフェイスパウダー術
リキッドタイプやクリームタイプのファンデーションの仕上げに必要不可欠なフェイスパウダー。
パウダーファンデーションの上から重ねづけすると日常の紫外線から肌を守ってくれます。
一般的には化粧崩れの原因となる皮脂や汗を吸収し、肌のキメを整えてキレイに見せることができるという効果が知られていますが、他にもよい効果がたくさんあります。
今回は成分やあまり知られていない使い方と、フェイスパウダーの利点をご紹介します。
【フェイスパウダーの成分】
フェイスパウダーは基本的にタルク・マイカ・シリカ・酸化鉄・酸化チタンという5種類の粉体成分から作られ、すべて無機質でミネラルが主成分になっています。
とてもシンプルな処方なうえ、ファンデーションの上から使うので、直接肌に触れるということがなく、安全性の高いコスメといえます。
【フェイスパウダーの値段】
フェイスパウダーは商品によって値段の幅が大きく変わります。
高価なものだと1グラムあたり266円ですが、クチコミサイトで高評価のフェイスパウダーは1グラム約4円で、比較すると53倍ものグラム単価が違います。
安値であればあるほど、量を気にせずに使うことができるので、安値なうえ、化粧崩れも軽減し、肌のキメを整えくれるフェイスパウダーは理想的といえます。
【フェイスパウダーの選び方のポイント】
ファンデーション本来の色を全く変えず、さらさらとしたつけ心地の透明タイプのフェイスパウダーを選ぶことが大切です。
ファンデーションの色が変わり、顔が白くなってしまう仕上がりものは一般の方は非常に使いにくいと思います。
ファンデーションの油分を吸収すると白色が肌色に変わるセッティングパウダーといわれる種類のフェイスパウダーがありますが、最近のファンデーションは肌につけた時の油分が極めて少ない商品が多いので、透明タイプのフェイスパウダーを選ぶのがベターと言えるでしょう。
また、透明タイプ(トランスルーセント)と明記されていても、白く仕上がってしまうフェイスパウダーもあります。
まずは必ず購入前にテスターで確認するようにしましょう。
活用方
★鏡のクリーニング
化粧品の汚れが付着している鏡は、表面に少量のフェイスパウダーをつけて、コットンで拭き取るとキレイになります。
★眉カット前
眉に、水分や油分が付いていると眉カットがしずらくなってしまいます。
眉カット前にフェイスパウダーをつけて、あらかじめ油分や水分を取っておきましょう。
★つけまつ毛のカットマーク
つけまつ毛を自分の目の形や大きさに合わせてカットする時、爪楊枝のとがっていない方の先に少量のフェイスパウダーをつけ、カットするところにマークします。
つけまつ毛は、ブラックなのでカットする場所がわかりやすくなり、サイズ調整をする時に役立ちます。
★生活紫外線予防
フェイスパウダーに含まれているミネラル成分のほとんどが、紫外線を反射する効果を持ち合わせています。
パウダーファンデーションやリキッドファンデーションなどの仕上げにフェイスパウダーを重ねづけして生活紫外線を予防しましょう。
★ブラシクリーニング
汚れたアイカラーブラシやチークブラシにフェイスパウダーをつけ、色材や油分を吸着させ、コットンで拭います。
新品同様になるだけでなく、肌への感触も向上します。
★アイカラー、チークカラーの色の調整
フェイスパウダーは粉状のアイカラーやチークカラーと一部同じ成分でできているため、相性もバツグンです。
アイカラーやチークカラーをつけた時に、色を薄く見せたい時はあらかじめブラシにフェイスパウダーを少し含ませてから、通常通りに使うと色を薄くつけることができます。
★リップカラーの質感を変える
リップカラーをつけたあとティッシュオフし、その上からフェイスパウダーをつけるとマットな仕上がりにすることができます。
このようにフェイスパウダーは化粧崩れを防ぎ、肌をキレイにみせる効果以外にも、こんなに活用法がある優秀なアイテムです。
しっかりメイクアップをサポートしてくれるので、この機会にいつも使っているフェイスパウダーをもっと活用してみましょう。