グリーンのコントロールカラーを使う時ポイント
「赤味を消すにはグリーン?」
コントロールカラーは、ファンデーションを塗る前に使う下地のことです。グリーン・パープル・イエロー・ピンクなどの色があり、もとの肌の色や目的によって使い分けます。
一般的にグリーンは赤味、イエローは紫ぐすみ、パープルは黄ぐすみを消し、ピンクは血色補充の役割を果たしてくれます。この中で比較的使いやすい色がイエローとピンク。
この2色はもともとの肌に近い色&暖色系であることから、時間が経っても白浮きすることが少ないのが特徴です。
反対に使いにくい色は、もとの肌の色とかけ離れ、寒色系であるグリーンとパープル。
塗りすぎると白浮きしたり、時間が経つにつれて色が変化してしまうことがあります。
今回はこの中で、肌の赤味をカバーすることができるグリーンのコントロールカラーについて取り上げてみたいと思います。
【グリーンのコントロールカラーの特徴】
[肌の赤味を消す効果があるが、必要以上の量を塗ると肌の色を悪くしたり、白浮きを招いてしまう]
肌の赤味にグリーンが効果的なのは、赤と緑が補色の関係にあるからです。
補色の関係とは、お互いの色味を消しあう関係にある2色のことで、赤と緑以外には、黄色と紫、オレンジと青などがあります。
【補色の関係について】
[補色の関係にある2色は、お互いの色味は消しあった後、グレーになる]
まぶたにブルーのアイシャドウを塗ったら、グレーっぽくなってしまったという経験をお持ちの方はいませんか?
塗るアイシャドウの量にも関係してきますが、まぶたの黄ぐすみとブルーのアイシャドウが補色の関係なので、お互いの色味を消しあってグレーのように見えてしまったケースです。
また、目の下の青っぽいクマに、黄味の強いコンシーラーをのせたらグレーっぽくなってしまったというのも補色の関係が悪い方向に働いてしまった結果です。
補色の関係は、メイクにおいて大事な効果ですが、時に失敗のケースを生むことがあります。
【グリーンのコントロールカラーを使う時の注意点】
[赤味が強い部分のみに塗り、必要最低限の量におさえるようにする]
よくある失敗例は、頬の赤味が気になる部分だけに塗るつもりが、指でのばしているうちに赤味のない部分にまで広げてしまい、必要以上に重ねて厚塗りしてしまうことです。
こうなると、赤味のない部分は緑色になり、血色の悪い肌の色になってしまいます。
[本当に自分の肌に適しているのがグリーンなのか確かめる]
少しの赤味なら、イエローのコントロールカラーとファンデーションでも充分にカバーすることができます。
緑と赤を足すとグレーになり、黄色と赤を足すとオレンジになることから、やはり、イエロー+ファンデーションの方が肌の色に近いので使いやすく、時間が経った時に白浮きする心配がないということになります。
今まさにグリーンのコントロールカラーを使っているという方は、イエローのコントロールカラーも試してみてください。
もしかしたらグリーンよりも自然に肌になじむかもしれません。
やはり赤味が気になるという場合は、気になる部分のみに最低限の量のコントロールカラーを使いましょう。
気になる部分以外は、イエローを使い、2色使いをしてもいいでしょう。
自分の肌の色に合ったコントロールカラーを見つけてくださいね。