スキンタッチの回数「肌をいたわるメイクアップ方法」

パウダーファンデーションを塗る時、スポンジが何回くらい肌に触れているか数えたことはありますか?
プロがメイクをする時、スポンジを動かす回数は約30回程度。
スポンジが肌に触れる回数が増えれば増えるほど肌に負担をかけ、いじめていることになります。
例えば、1回のベースメイクで100回スポンジを叩き込んでいるなら、365日で36500回も肌に鞭を打っているようなもの。
これは、ベースメイクだけでなく、ビューラーやマスカラ、チークなど、ポイントメイクでも同じことが言えます。
擦ったり、押し込んだりするメイク方法は、顔のいろいろなパーツを毎日少しずつ傷めているようなものなのです。
最近のコスメは過剰に叩き込まなくても肌に密着してくれるものが多いので、強いチカラで何回も叩き込んでいる人は、塗り方を見直してみましょう。
肌に負担をかけないパウダーファンデーションの塗り方のコツをご紹介します。

【Point 1】平静な時の心拍リズムにあわせて手を動かす

気持ちがイライラしている時や、焦っている時は、心拍数も乱れがちですよね?
鼓動に合わせて、無意識に何度もファンデーションを塗り込んでしまう傾向があります。
朝寝坊をしてしまい、焦ってベースメイクをして、「しまった!失敗した!」なんて経験がある人は、深呼吸をして気持ちを落ち着かせてからメイクにとりかかりましょう。

【Point 2】手のチカラを抜いて少しだけ指を開く

スポンジを持つ手にチカラが入っていると、肌に負担がかかります。
指に間隔を少し作り、卵を持つような形でスポンジを持つと、手のチカラがほどよく抜け、肌へのダメージが減ります。
ファンデーションを塗る時に意識しながら塗ってみてください。

【Point 3】手を大きく動かす

手を小さく動かすということは、それだけコマメにスポンジを動かす事です。
肌にタッチする回数が必然的に増えてしまいます。スポンジを肌にのせたらスーッとのばすように大きく手を動かしましょう。

【Point 4】意識して肌に触れる回数を減らす

必要以上に肌に触れているということはありませんか?ベースメイクを施す時は、スキンタッチは必要最低限にとどめ、普段の生活の時でも意識をして肌に触れる機会を減らしましょう。

【Point 5】プロのスキンタッチを経験してみる

成人式や結婚式など、特別なイベントがなければ、プロにメイクしてもらうことは少ないかもしれません。
こんな時は絶好のチャンスです!
プロのメイクアップアーティストに実際にメイクしてもらうことで、“感覚”で肌へのタッチの仕方が見えてきます。積極的にプロのメイクを体験することで、あなた自身のメイク技術が格段にアップします。

【Point 6】肌にコスメを浸透させるイメージでスキンケアをする

いくらキレイにファンデーションを塗っても、スキンケアの時点で肌のキメが整っていなければ、メイクも決まりません。
化粧水や乳液などのコスメを、肌に浸透させるようなイメージで使いましょう。メイクアップだけでなく、スキンケアでも肌へのタッチの仕方を意識してみてください。

ファンデーションは、できるだけ少ない回数で肌にのせることで、負担を最小限にすることができます。パウダーファンデーションに限らず、リキッドやクリームタイプの場合も同じです。手のチカラを抜き、スポンジが肌に触れる回数を意識して減らしてみてください。毎日のメイクの中で、肌を優しくいたわることが大切です。

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