リップメイクを美しくキープするには?
メイクの中でリップメイクが顔全体に与える影響は大きく、塗ると塗らないのとではメイクの完成度がグンと変わります。
眉が知性、目元が意志、頬が温度を表現するとしたら、口元は女性らしさを表現するパーツ。
こんなに重要でありながら、リップメイクをおろそかにしてしまう人は多いようです。
伝統的な和装メイクは、現代のメイクとかなり違った手法で行います。見慣れていないこともあり、仕上げている途中までは滑稽なメイクに見えてしまいますが、仕上げに赤い紅を塗ると、一気に美しい品のある女性になります。
このように大きく顔の印象を変えるリップメイクですが、口元に使う化粧品は油分を多く含み、メイクの中で唯一乾かない部分なので、時間が経っても綺麗な状態をキープするのが難しいという声をよく聞きます。
摩擦によってとれてしまうこともありますが、キレイな状態でリップメイクをキープするための秘訣をお教えします。
シチュエーション別リップメイクをキープするために気をつけること
食事
食事の際、綺麗なリップメイクをキープするのに最も大事なことは、飲み物を飲む時、食べ物を食べる時の所作です。口元を拭き取らなくても大丈夫なようにキレイな食べ方をすると、思ったほど崩れずに済みます。
それとともに、リップは事前にマットタイプの口紅を使うのがポイントです。
グロスなどのツヤが出るアイテムは避けた方が良いでしょう。どうしても食事の際にメイクが取れてしまうという場合は、最初から、自分の唇の色と同じ色の口紅をチョイスしておきましょう。
濃い赤やローズ、薄いベージュなどの口紅を塗るよりは、とれてしまった時も汚く見えず、目立たなくなります。
長時間人前で話す時
多くの方が経験されたことがあると思いますが、長時間話し続けると唇の口角に白いモヤモヤが溜まっていたりしませんか?
特に口紅をしっかり塗っている時は、長時間話し続けた後、口角に口紅が溜まってしまうことがあります。
そのような状態にならないよう、口紅を塗る前はリップクリームをたっぷり塗り、一度ティッシュオフし、口元についているファンデーションをとることが大切です。
その後、もう一度リップクリームを塗り、濃すぎない色の口紅を口角以外に塗っていくと、長時間話し続けた後も口角が汚れるのを防ぐことができます。
濃すぎない色を使うのは、口角に塗らなくても違和感を感じないようにするためです。
唇がかなり乾燥している時
唇の乾燥は、普段からのリップケアを気をつけなければいけないのですが、乾燥している状態の唇にグロスをたっぷり塗り、ツヤのあるリップに仕上げると時間が経った時に唇表面の角質がふやけてしまいます。
そうなるとグロスの油分の中に余分な角質が混ざり、白くモヤモヤと浮いた状態になってしまうのです。
唇が乾燥している時はグロスをたっぷりと塗るのをやめましょう。
マットな口紅も乾燥した唇には塗りにくいので、口紅とグロスを混ぜてから塗り、仕上げにティッシュオフをして余分な油分を取り除いておくというのがベストです。
シチュエーションによって気をつけるポイントもさまざまですよね。
顔の印象をグンと変えるリップメイクだからこそ、いつでもキレイな状態をキープできるように心がけましょう!