正しいパッティングで効果的なお肌ケア

化粧水や美容液のメーカーや成分に気を使っている方は多いかもしれませんが、そのつけ方まで気をつかっている方は、意外と少ないのではないでしょうか。
ただお肌にバシャバシャとかけているだけでは、せっかくの高価な化粧水や美容液もただ流れてしまいます。
そこで、効率よく化粧水を肌に浸透させるために行うのがパッティング。
ポンポンと肌を優しく押さえるようにつける方法です。
正しいパッティングをすることで化粧水や美容液の肌への浸透が変わり、お肌がぐんとよくなります。
しかし、間違えたやり方では肌に負担をかけてしまうので注意が必要です。

肌に負担をかけるパッティング

自分が間違ったパッティングをしていても、なかなか気付く機会がないかもしれませんがパッティングの後、ほんのり顔が赤くなっている人は注意が必要です。
まずパッティングをする際の力が強い場合、そして押さえる回数が多い可能性があります。
それらが肌への刺激となり、知らず知らずのうちに赤ら顔の原因をつくっているのです。
また、コットンを使っている方であれば、パッティングの時にヒタヒタ言うほど水分を大量に含ませていたり、パッティングの後にコットンが毛羽立っていたりするようなことがあれば、それは肌に負担をかけている危険信号です。
いくらコットンが柔らかくても、膨らみすぎれば硬くなるので、それで顔を叩けば当然肌にも負担がかかります。また、毛羽立った繊維が肌を傷つけてしまうようなこともあるので、乾燥しやすくなってシワができやすくなったり、繊維の摩擦によってシミの原因にもなります。

手orコットン?

パッティングのとき、手のほうがいいのか、コットンのほうがいいのかは、よく議論されているところではありますが、どちらにもメリットとデメリットがあります。
手は顔も同じ人間の皮膚ですから、刺激が少なく、また、手の体温で肌が温まることによって、化粧水や美容液浸透がよくなりますが、一方で、人の手は無意識のうちにあちこち触ってしまうので、雑菌がつきやすいという問題があります。

コットンのメリットは、人の手のひらと違って凹凸がないので、その分肌の細部まで成分が均等にいきわたる一方で、使い方が意外と難しく、既に述べたとおり、間違った使い方をすれば、肌への凶器になる可能性があるのです。

どちらでパッティングする場合も、注意が必要ですが、手でパッティングする方であっても、コットンを一つ持っておくと、パックとして使えるので便利です。
パックとして使う場合は、まずは水で濡らしたコットンを手で押さえて水分を抜き、その状態のコットンに化粧水をつけたあとに、5枚ほどに裂きます。
それを顔全体が隠れる張った状態で3分ほどおくと、コットンであってもたっぷり浸透していきます。

正しいパッティング

1.メーカーの指示に従った分量の、化粧水や乳液を、手もしくはコットンに取ります。適量、とかいてあることがほとんどですが、その場合は10円玉大ぐらいをイメージしましょう。

2.手で行う場合、取った化粧水や乳液は両手にわけて、手のひらで顔全体を包みこむようになじませていきます。

3.中指と薬指を使って、肌をリフトアップさせるようなイメージで、中心から外側に、マッサージするようにしてなじませます。コットンの場合は、中指と薬指の間にコットンを挟み、下から上へ向かって、パッティングしていきましょう。

指でもコットンを使うときも、強く力を入れすぎないことがポイントです。「パッティング」といっても、実際は叩くというよりも、化粧水や乳液などを、「練りこむ」ようなイメージを持ったほうがいいでしょう。

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